フランス・コロナ外出禁止融和後の初外出〜モンマルトル散策&手作りマスクの材料購入

こんにちは!パリ手帖のYUKIです。

フランスの外出禁止令が融和され、手作りマスクの材料を買いにモンマルトルに行きました♬

外出禁止令が正式にスタートしたのが3月17日。

その後5月11日に少し融和。

家から1km以内、1時間以内の外出という制限もなくなり、ちょっと様子見していたのですが。。。

ついに5月下旬、82日ぶりにメトロに乗って外出となりました。

ドキドキ。。。

 

ロックダウン融和後のパリのメトロの様子

5月11日のロックダウン融和以降、パリの公共機関の利用時は、マスクの着用が義務付けられています。

していない場合は罰金€135(日本円で約¥16500)。

そんなこともあって、メトロの中は全員マスク着用中。

 

あのフランス人が黙ってマスクをしていることに素直に感動!

本気で涙が出そうになりました。

いやオーバーではなく本気で!

 

⬆️乗換したサンラザール駅の様子

 

コロナ以前は、欧米でマスクをすることはあり得ない文化だったので、この2ヵ月でまったく違う光景になってしまいました。

そして、もう違う時代になったことも実感。

 

パラダイムシフトという言葉が1番しっくりきます。

変わったのはマスクだけではなく、目に見えない意識が大きく動いたというのでしょうか。

一見前と同じに見える街並みも、違う空間にいるようです。

全てがクローズし、外出は食材の買い出しのみ、という生活を2ヵ月近くしていた連帯感みたいなものがあり、道端で会った知らないフランス人とも「ロックダウンどうだった?」なんて立ち話もしました。

 

私個人的には、環境問題への意識が大きく変わりました。

ロックダウンしてすぐ、車のいなくなったパリの空気は、百何十年ぶりにきれいになり、鳥のさえずりが響き渡り(夜寝れないくらいに!)、野生の動物たちが街を歩いている様子は、衝撃的でした。

現代社会の機能が最小限までストップした様子を体験したことは、私の人生での大切な宝物です。

 

メトロの駅は60駅ほど閉鎖されていて、モンマルトルの生地屋街に近いアベスAbbesses駅もクローズ中。

急遽、1つ先のラマーク・コーランクールLamarck-Caulaincourt駅で下車しました。

ここは普段使わない駅。

そこからなんとな〜くサクレクール寺院を目指したのですが、いい感じのお散歩に♡

いつもと違うルートを使うと、新しい発見があって好きです。

 

今回のテクテクルート

 

STEP.1
Lamarck-Caulaincourt駅
メトロ12号線。サクレクール寺院の裏方向に駅があります。
STEP.2
Château d’Eau Montmartre
モンマルトルの給水塔

STEP.3
1 Rue de la Bonne
超オススメ!サクレクール寺院・後陣からの絶景

STEP.4
Montmartre Panoramic Photo Point
パリ市を一望

STEP.5
Rue Foyatier
私のお気に入り!緑の多い階段

STEP.6
St. Peter’s Market
生地屋街にあるお店。今回ここでマスク用の布を購入。

STEP.7
アベス駅
1900年代アールヌーボー様式のメトロ駅

STEP.8
ジュテームの壁
観光&写真スポット

 

YouTube 動画あり

上記のルートのお散歩動画です。

なにぶん初めて作ったので、細かい事はさておいて。笑

ロックダウン融和後のパリの空気、青空、木漏れ日、教会の鐘の音、美しいモンマルトルが伝わると嬉しいです。

 

 

サクレクール寺院オススメ写真スポット

サクレクール寺院はモンマルトルの丘にそびえる教会です。

正面の大階段が有名ですが、実は裏側(教会後陣)から見るのも超オススメ

せっかくなので、正面だけではなく、裏側にも回ってみてくださいね♬

⬆️サクレクール寺院(後陣) アンティークカーでパリを周るツアー会社の方が動画撮影をしていました。

 

もちろん正面も素晴らしい!

⬆️サクレクール寺院(正面)

 

モンマルトルの丘はパリ市内で1番標高が高い場所にあるので、パリ市を一望できます。(標高130m)

⬆️2019年9月の様子(この頃は人がいっぱい!懐かしい〜)

 

残念ながらここからエッフェル塔は見えないのですが、ちょっと右のほうに行くと、建物の隙間からチラッとだけ見れます。

⬆️隙間から見たエッフェル塔

 

マスクの材料購入&オススメ型紙

サクレクール寺院の正面階段のふもとにたくさんの生地屋さんがあって、手作り好きならあっという間に時間が経ってしまいます。

今回は手作りマスク用の布とゴムを買いました。

大抵1mから購入できます。

端切れもあるので、マスクだったらそれでも十分!

マスク用の優しい肌触りのゴムも入荷していて、大人気でした。

⬆️どの色もかわいくて迷いました♡

 

<今回購入したお店>

 

布地

Château d’Eau Montmartre marchesaintpierre.com

 

マスク用のゴム

Reine tissus-reine.com

 

ちなみ、今までいくつかマスクを作ったのですが、自分の顔の形に合うマスクの型紙見つけるのって意外と大変ですよね。

ちょっと小さかったり、ちょっと大きかったり。

あと、フランス人は鼻が高いので、鼻に引っかかって口が全然隠れなかったり。笑。

私は色々作った結果、お魚マスクが縫うところも少なく、柄合わせも楽な上、フィルターポケットもあるので気に入っています。

フランス人にはマスク内に高さがあってゆとりのあるHKマスクがピッタリサイズでした。

どちらも無料の型紙をダウンロードできて便利です。

 

日本人は平面の顔ですが、欧米人は彫りが深いので、マスク作りもより大変だろうなと思います。

カラスのようなマスクが多いのは、そういう事情もあるのでしょうか。

Mask

⬆️ニュース番組の街頭インタビュー

 

こういったマスクを見ると、中世のペストの時代から何も変わっていないなと感じてしまいます。

⬆️2017年のベネチア・カーニバルにて、ペストの時代のお医者さんの仮装。

 

パリの市バスの様子

帰りはバスを利用。

なぜかと言うと、メトロを利用できなくなる時間帯が迫っていたから。

現在、ラッシュアワー時(6:30〜9:30、16:00〜20:00)は、通勤、通学、通院などのやむを得ない事情がある人のみ利用でき、証明書の携帯が必要です。

そんなこんなで時間が足りなくなったので、家の近くまで行くバスが通りかかったので飛び乗りました。

バスは、運転席近くの前方扉は閉鎖中、1番前の席にバリケードが貼られ、運転手さんの安全が守られていました◎

もちろん全員マスク着用。

席はソーシャルディスタンスが守られるように、1席おきに「座ってはダメ」のシールが貼られているのですが、そこにちゃっかり座っている方も。。。
それを見てイラッとしている方もいました。

 

⬆️「座ってはダメ」のシール

 

もしかしたら体調が悪かったのかもしれませんが、ウィルスと共存して、感染を最小限に抑えていくことはなかなか大変なことだと思います。

厳しすぎず、緩すぎず、バランスを持って共存していきたいものです。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました♬

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