ボルドーからサンテミリオンへ 電車に乗って小旅行

こんにちは!

観光業界17年、パリと日本の2拠点生活2年目のYUKIです。

「ボルドーの街の他に、近郊のワイナリーにも行ったほうがいいのかな」

と悩んでいる方はいますか?

せっかくなら1日予定を伸ばして、ぜひ郊外にも足を運んでみてください♡

フランスの美しさは田舎にあると言っても過言ではありません。

ボルドーから列車でたった40分で、別世界に到着します。

町の名前は「サンテミリオン(Saint-Émilion)ボルドーワインの聖地です。

そこはボルドーの街の美しさとは全く違う雰囲気の、ワイン畑に囲まれた歴史ある町

 レストランやカフェもたくさんあるので、町歩きの後にはテラス席でのんびりワイングラスを傾けるのもオススメです。

私は当日に駅で切符を購入して電車に乗り込みました。

ボルドーの駅を出発して、再びボルドーの駅に戻ってくるまでの5時間ほどの小旅行です。

さっそくチケットの購入、値段、行き方などなど見ていきましょう!

 

1. ボルドー・サン・ジャン駅から出発

駅名 : ボルドー・サン・ジャン駅 (Gare Saint-Jean)

駅構内にWIFI有 (無料・要アドレス登録)

開放的で素敵な駅です。

 

サンドイッチのBrioche Dréeや、パン屋さんのPaul、マクドナルド、HEMA(オランダ発の生活雑貨店)、食事のできるブラッセリーなどが入っています。

 

ボルドー名物のカヌレも駅で買えます。

カヌレは様々なサイズがあり、サイズが大きいほど日持ちします。

1番大きいサイズだと5〜6日OKなので、お土産にもピッタリ。

 

駅のWCは有料 (€0.90) です。

フランスの標識はわかりづらいのですが、WCへは、とにかく矢印の方向にずーっと歩いて行くと、駅舎の右端にあります。

 

2. 列車の値段と購入方法

切符の値段

ボルドーからサンテミリオンまで

 片道 €9.60  /  往復で€19.20

行きに、帰りの分も購入しておくのがオススメです。

 

切符の購入方法

切符は窓口と券売機の両方でかえます。

窓口での買い方

まずは、標識を頼りにチケット売場を見つけます。(駅舎の左端です)

 

チケット売場の入口

 

最初に番号札を引きます。

 

当日出発か、別の日の出発か、を選びます。

 

支払い方法を選びます。

 

チケットが出てきます。

 

モニターに番号が表示されるのを待ちます。

 

表示されてすぐに立ち上がらないと、どんどん飛ばされるので、気が抜けません。

待合室の様子。

 

呼ばれたらすぐに窓口へ行きます。

 

YUKIのワンポイント

フランスでは、どんなに急いでる時や慌てている時も、係員に「ボンジュール!」と最初に必ず言うことが大切です。その後の係員の対応にかかわってくるので、最初に「ボンジュール」を言うことはとても大切です。

 

<窓口で聞かれること>

 

1. 行き先 

2. 出発日

3. 人数

 

心配な方はあらかじめ紙に書いておいて、係に見せると安心です。

こんな感じで↓↓↓

1. Destination  : Saint-Émilion

 

2. Aujourd’hui (今日)、Demain (明日)

もしくは 日付 22/ 02/ 2020 (日/月/年)

 

3. Adulte 2 (大人2人)、Enfant 2(子供2人) など

その後、支払いを済ませて完了です。

 

一口ポイント

有人窓口に並ぶ場合、時間がかかる可能性があります。ちなみに、私の時は比較的空いていたので並んでから20分ほどで購入が終わりました。今回の係員はとても感じの良い親切な英語の話せる女性でした。何も言わなくても、帰りのチケットをオープンチケットにしてくれて、何時に乗車しても良いと言ってくた上、時刻表までプリントアウトしてくれました。

ですが、もちろん全く正反対のタイプの係員もいます。

< 大切なこと >

1. 必ず最初にボンジュールから始める

2. 向こうが感じ悪くても気にしない (その人の人間性の問題なので)

3. 向こうが感じ悪くてもこちらはエレガントに笑顔で対応する

4. 大切なことはしっかり伝える

 

券売機での買い方

駅構内に券売機が2種類あります。

どちらの機械で買えるのか悩むと思いますが、どちらでも買えます。

 

1つは近郊列車用↓

 

もう1つは長距離用です↓

 

長距離用の券売機のほうがたくさんあるので、そちらを使って購入方法を説明します。

1. 購入を選びます

 

2.「今日、ボルドーから出発するチケットを購入」もしくは「あとから出発」を選ぶ

 

3. SNCFのアカウントを持っていないを選ぶ (※SNCFはフランスのJRみたいなもの)

 

4. サンテミリオンなので「OTHER」を選ぶ

 

5. 行き先を入力

 

6. サンテミリオン「Saint-Émilion」を入力すると駅名「ST EMILION」が出てくるのでクリックします。

一口ポイント

ちなみに「ST」の省略だと出てきませんでした。

省略せずに「SAINT」と入力しましょう。

 

7. 片道か往復を選びます。(往復購入を推奨)

 

8. 帰りの日にちを選びます。

 

9. 帰りの列車の時間帯を選びます。

 

10. 人数を選びます。

 

11. 年齢を選びます。

 

12. 割引系のものを持っていなければ「NO REDUCTION 」を選びます。

 

13. 行きの列車の時間と等級を選びます。

 

14. 日付、時間、金額を確認します。

 

15. 帰りの列車の時間と等級を選びます。

 

16. 日付、時間、金額を確認します。

 

17. 行きと帰りの、日付、時間、金額を再確認し、支払いへ進みます。

 

18. フランスの携帯があれば入力。

ポケットWIFIなどを持っていればメールアドレスを入力します。

入力しなくても進めました。

 

19. クレジットカードを入れます。

 

20. カードホルダーにカードを差し込み、暗証番号をいれ「V」を押します。

 

以上です。

 

3. 切符を買ってから列車に乗るまでの流れ

切符の見方

日付、目的地、列車の番号を確認しましょう。

 

出発番線を見つける

まず、乗車する列車の番線をモニターで確認します。

終点の駅名しか書いてないので、出版時間と列車番号で確認しましょう。

 

番線は出発の20分前に発表になる為、皆、モニターを見上げて番線発表を待っています。

 

一口ポイント

フランスは、駅構内のアナウンスはありません

番線は、自分でモニターで探し、自分で間に合うようにホームに移動します。

乗り遅れようが乗り間違えようが、すべて自己責任です。

まれに係員が歩いているので、制服を覚えておいて、もし質問がある方はラッキーにも係を見つけたら声をかけてみてください。

親切そうなスリや浮浪者の方が助けて教えてくれることもありますが、チップを請求されます。

係員以外の誰かに聞く時は、五感を研ぎ澄まして、信頼できそうな人に聞きましょう。

 

改札口はどこ?

駅に改札口はないですが、切符に日付を刻印する必要があります。

このような黄色い機械を見かけたら、早めに刻印を済ませておきましょう。

うっかり忘れないように注意です!

 

刻印がないと、たとえチケットを持っていたとしても無賃乗車とみなされ、罰金の対象となるので注意です。

 

 

列車のホームに移動する

番線が発表されたらホームへ移動します。

 

例えば、今回は「8番線」

フランス語では「Voie 8」

 

非常にわかりずらい表示に従い、進んで行きます。腹立たしいくらいにわかりづらいです。

 

まっすぐかと思って進んで行ったら、そこに8番線はなく、地下でした。

 

地下にも刻印機がありました。

 

Voie 8 (8番線) を上がります。

 

思ったより小さい列車。

 

車掌さんがいたので、チケットを見せ、念の為にサンテミリオンに行くか確認します。

 

一口ポイント

「ボンジュール!」(笑顔)

(電車を指差しながら)サンテミリオン?」(笑顔)

「メルシー!」(笑顔)

という感じで、言葉の後に笑顔を挟みつつ感じ良く尋ねると、優しく教えてくれます。「ボンジュール」と「メルシー」はとても大切です。きちんとそれを言ったのに相手が感じ悪かったら、その人の人間性の問題なので気にしないでおきましょう。

 

 

4. 列車に乗ってからサンテミリオン駅到着までの流れ

列車内の様子

中は狭く、2等車なので自由席です。

 

途中、検札が回ってきたので、車掌さんに乗車券を見せます。

ここで切符に刻印がないと、無賃乗車とみなされ、罰金の対象になるので気を付けてください。

でも、パリじゃないので、真摯に説明したらわかってくれそうな優しい車掌さんでした♡

 

窓の景色がワイン畑に変わり、到着。

40分なのであっという間です。

 

サンテミリオン駅の様子

到着したら、列車の後ろ方向に歩いて行きます。

 

SORTIE は出口のことです。

 

駅は鍵がかかった無人駅

外に 公衆WC(有料€0.50) 1個ありました。

 

€0.10、€0.20、€0.50コインのみしか使えないので注意です。

 

5. サンテミリオン駅から町まで歩いて20分

駅からサンテミリオンの町まで1.5km徒歩20です。

駅を出て、大きな道路を右にまっすぐ歩くと、町に着きます。

 

途中、ワイン畑が広がっています。

 

もう一度サンテミリオンの看板が出てきます。

 

町の入り口に到着です。

6. サンテミリオンの地図をもらえる場所

サンテミリオン駅は無人駅なので、地図は町の観光案内所まで行かなければなりません。

あらかじめボルドーの観光案内所でサンテミリオンの地図をもらっておくと安心です。

ボルドー〜サンテミリオンの時刻表ももらえます。

一口ポイント

・ボルドー市内でサンテミリオンの地図や時刻表をもらっておく。

・ポケットwifiがあればGoogleマップを利用できて便利。

 

7. まずはサンテミリオンの観光局へ行こう

観光案内所は、サンテミリオンの教会の塔の近くにあります。

途中急勾配の坂道を上り、町の入り口から、さらに78分かかります。

毎日オープン

10:0012:30 / 14:0017:30

 

新しくて綺麗な建物です。


8. 
サンテミリオンでのおすすめ観光

教会見学

町の名前になっている聖人の「サンテミリオン」ゆかりの場所です。

ガイドツアーでしか入場できない教会なので、観光案内所で申し込みが必要です。

英語ツアー 1114:00 /仏語ツアー 複数回

 

所要時間 : 1時間ほど

 

料金 : 1 €9 (以上、2020年2月現在の情報)

 

50人限定ですが、ハイシーズンはいっぱいになるそうです。

 

日本語ツアーはありませんが、日本語の説明書があるのでもらえます。

かなり詳しく書かれているので興味深くて良く分かり、言葉ができなくても参加できます!

 

教会内は写真撮影禁止です。

 

ガイドツアーの様子

 

塔に登り高い所から町を見る

高い所から村を見ると、周りにぶどう畑が広がっているのがわかり爽快です。

上れる塔は2ヶ所ありますが、教会の塔のほうが高いのでおすすめです。

教会の塔 (Clocher de L’Eglise Monolithe)

料金 €2

観光案内所で支払います。

その際にID(パスポートなど)を渡し、それと引き換えに塔の鍵をもらいます。

自分で鍵を開けて中に入ったら、必ず内側から鍵を掛けるように言われました。

 

螺旋階段を上っていきます。

 

途中の展望台から見る景色も素敵!

 

塔を中から見上げた様子。

 

1番上からの景色は気持ちいい!

 

もともと丘の上に建てられている塔なので、階段数も思ったより少なく、途中で展望台もあるので楽に上がれると思います♬

 

低い塔 (Tour du Roy)

低い塔は、教会の塔に上ると、上から見下ろせます。

結構目立つので「なんだろう?」と思いました。

 

屋上にスペースがある四角い塔です。

私は今回行かなかったのですが、こうやって写真を見ると、上ればよかったな〜♬

上でゆっくりするのも良さそうです。

料金 €2

直接その施設に支払います。

 

町歩き

そぞろ歩きをしたり、カフェやワインバー、レストランで楽しむのが1番楽しいことかもしれません♬

 

お店は暖かい季節のほうが開いていて賑やかですが、オフシーズンの良さもあります。

 

私が行った2月は閑散期なので、観光客も少なく、のんびり町歩きを楽しめました。

 

残念ながら、ショップやレストランはクローズしている所が多かったのですが・・・

 

もちろん開いてる所もあります!

 

そうそう!観光案内所のすぐ近くに素敵な回廊があるので、忘れずに行ってみてくださいね♡

 

最後、私は列車の時刻まで、教会の塔から見たこのテラスでのんびりコーヒーをいただきました♬

夏はもっと賑やかだろうな〜♬

夏ならこの町に1泊するのもいいな、と思いました。

遅くまで、ゆっくり食事をしながらテラスで過ごすって素敵ですよね♡

夏は22:00頃まで明るいのも魅力です。

 

9. ワイナリー訪問

サンテミリオンの徒歩圏内にも、たくさんのワイナリーが点在しています。

観光案内所で、その日にオープンしているワイナリーのリストをもらえ、そこに英語が通じるかの記載もあります。

ちょっと面倒なのは、訪問前に必ず電話をして予約する必要があること。

もしワイナリーを訪問する場合は、午前中にサンテミリオンに着いていたほうがいいそうです。

 

シーズンになると、観光局主催のワイナリーツアー(英語/仏語) も有料であります。

今年のツアーはまだできていなかったので、昨年のツアー内容を見せてもらいましたが、毎年ほぼ同じ感じになるそうです。

2019年のパンフレットより↓

 

一口ポイント
しっかりと説明を聞きたい方、時間を有効活用したい方は、日本語ツアーに申し込むのがいいと思います。

ボルドーは世界最大のワイン産地。なんと11haもあります。

少人数のツアーなどに参加すると、サンテミリオンだけではなく、他の地域のワイナリーなども、効率良く巡ってくれます。ワインを飲んでちょっと酔いがまわっても、案内してもらえるなら安心ですよね♬

10. フランスの田舎は美しい

今回、私はボルドー市内とサンテミリオンを訪れ、ワインの魅力に触れ、農業大国でもあるフランスの魅力に触れた旅となりました。

ワインはいつも歴史と共にあり、教会のミサの為、滋養のため、嗜好品として、発展してきました。

土地の個性を生かし、奮闘する生産者さんの姿にも心打たれ、次回はゆっくりとワイナリー巡りをし、できれば農業体験もしたいと夢を膨らませています♡

 

YUKIのワンポイント

・フランスの田舎は絶対オススメ!!!

・ボルドーから賞味5時間ほどの旅 (ワイナリーに行く場合は丸1日かかる)

・交通費は往復 €19.20

・個人でワイナリー巡りをする場合は午前中に着いたほうがいい

・個人でワイナリー巡りをする場合、通話できる環境が必要

・町の中には足場の悪い石畳の坂道があるので、スニーカーが良い

・サンテミリオン駅は無人駅、地図はボルドー市内かサンテミリオンの観光案内所でもらう

・サンテミリオン駅の公衆WCは€0.50 (コイン投入式なので用意しておく)

・各地のワイナリー巡りをするにはツアーがベスト



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